自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る問題で、安倍派の大野泰正参議院議員の関係先に東京地検特捜部が家宅捜索に入りました。
関係者によりますと、大野議員側には安倍派の政治団体「清和政策研究会」から去年までの5年間でパーティー券の販売ノルマを超えた収入のおよそ5000万円がキックバックされ、収支報告書に記載されていない疑いがあります。
安倍派では20年以上前からキックバックが継続して行われていたとみられます。
特捜部は、27日に、およそ4000万円の記載のないキックバックを受けた疑いがある池田佳隆衆議院議員の関係先への家宅捜索を行っています。
また、安倍派の幹部ら5人からも任意で事情を聴いていて、5人は不記載について関与を否定したということです。
特捜部は押収した資料などを分析し、実態解明を進めるとみられます。
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