派閥のパーティー券収入を裏金化していた疑いが持たれている安倍派の大野泰正参議院議員の事務所、宿舎、そして自宅に、東京地検特捜部が家宅捜索に入りました。
地元の事務所を訪ねても、本人の姿はありません。
大野泰正議員の秘書・高井雅之氏:「(Q.大野議員と連絡は)取れていません。(Q.地元に帰らない)わかりません」
大野議員は、政治家一族に生まれました。
祖父は大野伴睦氏、自民党の初代副総裁です。東海道新幹線・岐阜羽島駅の開業に尽力したとされ、駅前には、今も伴睦氏の銅像が飾られています。
伴睦氏の代から親交があるという支持者によりますと、疑惑が浮上した後、本人は電話で「適正にやっているから問題ない」と釈明していたといいます。
永田町は28日、仕事納め。
振り返れば、G7サミットへ向けて支持率は上昇。記者から“解散”を問われた際も、この余裕でした。
岸田総理(6月):「お答えを控える」
ところが“増税イメージ”の払拭を狙った「減税策」が裏目に。
立憲民主党・辻元清美参院議員(11月):総理は“増税メガネ”の上に“減税メガネ”をかけて、国民の望むことが見えなくなってるんじゃないか」
立て直しを図ろうとしていた矢先での“裏金疑惑”で、支持率は過去最低となりました。
岸田総理(12月13日):「信頼回復のために火の玉となって」
岸田総理が決意を訴える一方、野党や公明党からは、政治改革を求める声が相次いでいます。
立憲民主党・岡田克也幹事長:「(企業や団体による)献金・パーティーの全面禁止」
公明党・山口那津男代表:「寄付が『5万円』を超えるものは、寄付者の名前を公表するというルールになっている。(パーティー券めぐるルールも)あわせていくというのは一つの考え方」
岸田総理は、28日も具体策を語ることはありませんでした。
岸田総理:「強い危機感を持って、信頼回復に努めなければと」
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