奈良県下北山村での土砂崩れ現場では、少なくとも男性1人が巻き込まれているとみられますが、捜索は難航しています。
(塚田隆介記者報告)
崩れた土砂の撤去は27日午前7時半に始まりましたが、上から大量の土砂が崩れてきているため、現在は捜索は中断されています。
23日に下北山村前鬼の国道沿いが崩れ、すでに救助された軽乗用車と和歌山県から釣りに行く途中だったという男性が乗る車の、少なくとも2台が巻き込まれました。
26日、崩れた土砂の撤去中に男性の車と同じナンバーで、焦げたように色が変わっている車体の一部が見つかり、捜索が始まっていましたが、27日に斜面の上から大量の土砂が落ちてきているため、捜索は中断され、土砂の撤去を優先して進めています。
吉野消防署 堀宏道署長
「少し触るだけでかなり土石流のように土砂が落ちるので、よくきのう作業中に落ちてこなかったなというのが(正直な感想)」
崩落から3日以上が経ち、消防は「一刻も早く救出に入りたい」と繰り返し話していますが、捜索は早くて夕方以降になりそうです。
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