福島県田村市で産業団地の工事中に地中から現れた巨大な岩石。雨水などを一時的にためておく調節池の造成中に見つかりました。
近隣住民:「でっかい岩が隠れているのがびっくりした」「皆、結構びっくりして回って見ているよ」
工事現場は元々、岩石の多い山。岩の頭の部分は最初は石のように見えていましたが、掘っても掘っても全貌(ぜんぼう)はつかめず、想定外の巨石であることが判明。その大きさは映像などから測定すると横30メートル、奥行き22メートル、高さ17メートルにも及ぶとみられています。
“巨石”出現に市長は…。
田村市 白石高司市長:「私もこんな大きな石が出て、ちょっと期待するところもありまして、石そのものを観光名所にしたいとかもあったり」
実は田村市内には元々、亀の形をした高さ10.7メートルの「古代亀石」など、たくさんの巨石が点在していて、市民からも「観光地にしては?」という声が上がっています。
田村市 白石高司市長:「様々な方法を一応、内部で検討したが、我々が今回進める東部産業団地の竣工(しゅんこう)をまずは優先する」
工事費用は7億円近く。当初の2.5倍以上に膨れ上がる見込みですが、産業団地に進出予定の企業に影響が出ないように、まずは工事を進めながら巨石を活用するアイデアも募っていきたいとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp