2日、羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突し、5人が死亡した事故で、日本航空のパイロットらが「管制からの着陸許可を復唱し、着陸操作を実施した」と話していることが分かりました。
2日午後6時ごろ、羽田空港の滑走路で日本航空と海上保安庁の機体が衝突し、海上保安庁の副機長ら5人が死亡し、機長と日航機の乗客ら18人がけがをしました。
その後の日本航空関係者などへの取材で、会社が行った聞き取りに対し、パイロットらが「管制からの着陸許可を復唱した後に着陸操作を実施した」と話していることが分かりました。
また、管制とのやり取りなどから海上保安庁の航空機は、事故現場に近い別の場所で待機するよう指示されていたことも明らかになりました。
この事故を受けて、国の運輸安全委員会は2日夜から3日にかけて機体などの調査を行いました。
運輸安全委員会 事故調査官
「ボイスレコーダーとフライトレコーダーは回収ができています。本当にそれが使えるデータなのかはこれからの作業です」
今後、録音されたデータを確認するとともに、乗員や関係者らから話を聞いていきたいとしています。
一方、警視庁は特別捜査本部を設置し、業務上過失致死傷の疑いで朝、滑走路や機体の現場検証を行いました。
5日以降に司法解剖を行って死因の特定を進める方針です。
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