奈良県で23日夜に発生した土砂崩れで、25日朝も土砂の撤去作業が続けられています。土砂に埋まっているとみられる車の救出のため、県は新たな重機を投入する方針です。奈良県下北山村の現場付近から報告です。
(古川昌希アナウンサー報告)
先ほど規制線の範囲が大きく広げられました。
現場では二次災害の危険性が指摘されていて、この後、本格的な撤去作業に入るものとみられています。
奈良県などによりますと、23日午後9時ごろ、下北山村で国道沿いの斜面が高さ5メートル、幅30メートルほどにわたって崩落しました。
軽自動車が巻き込まれ、運転していた53歳の男性が救助されましたが、他にも少なくとも1台が巻き込まれた可能性があり、土砂の中に埋まっているとみられています。
現場の斜面では亀裂も見つかっていて、県は二次災害を防げるよう、無人で斜面の土砂の撤去ができる「ロッククライミングマシーン」と呼ばれる重機を入れるため、25日朝から業者と現場の状況を確認しました。
県はこの後、午後3時以降にも作業を開始する予定だとしています。
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