自民党の派閥の政治資金を巡る事件で、逮捕された衆議院議員の池田佳隆容疑者が証拠資料の廃棄を秘書らに指示していたとみられることが分かりました。
池田佳隆容疑者(57)とその政策秘書は、安倍派からおよそ4800万円がキックバックされたにもかかわらず、収支報告書に嘘の記載をした疑いが持たれています。
その後の関係者への取材で、池田容疑者が東京地検特捜部の家宅捜索を受けた関係先にあった証拠資料の廃棄を秘書らに指示していたとみられることが分かりました。
特捜部は、池田容疑者が証拠隠滅を図ったとみているほか、記載のないキックバックの金額が大きい他の議員の立件についても慎重に検討しているとみられます。
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