海路からの輸送ルートとして、大量の物資輸送が可能な船舶「豊島丸」が珠洲市飯田港に到着しました。
皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。
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「令和6年能登半島地震」発生から5日。被害の大きかった沿岸地域や、道路が寸断され孤立している集落など、いまだ状況が十分に把握しきれないエリアがあります。空飛ぶ捜索医療団・緊急支援チームは、行方不明者の捜索活動と医療支援を継続しながら、支援が行き届いていない地域の被害状況を確認するため、ヘリコプターを使っての調査を進めています。
また、急務となっている物資支援を加速させるため、海路からの輸送ルートを確保し、船舶による物資支援を開始しました。
◇給水支援が被災者の希望に
避難生活が長引くなか、各避難所では薬をはじめとする必要な生活用品の物資が不足し、さらに寒波による気温の低下なども加わり、体調不良を引き起こす方が増えています。こうした診療など体のケアだけでなく、先の見えない不安から心のケアも必要で、長期的な支援が求められます。
医療チーム、捜索救助チームが、それぞれできる支援を続ける一方で、もっとも急務とされていた水不足に対し、昨日から給水支援が急ピッチで進められています。ピースウィンズは、これまでの災害支援でも連携してきたアクアデザインシステム株式会社が本部のある高知から浄水装置を持ち込み、避難所での給水が可能となりました。
TDSテスター(水中に含まれる不純物を測定するもの、数値が低いほど不純物が少ない)で検査すると、原水は178の数値を記録。一般的な水道水の場合、50~60程度が通常のところ、装置を通した浄水はわずか2という数値で、一般的な水道水よりもはるかに綺麗な水が提供できます。
給水装置を設置した珠洲市内の中学校の校長先生からは、次のような感謝の言葉が述べられました。
「水は飲み水だけじゃなくて何にでも使う。ここには、別の企業から支援でもらった大きな水のタンクがあるので、ほかの避難所の人たちも水を取りに来ていたから、いくらあってもすぐになくなっていた。本当にありがたい。水は冷たいけどね、心はあったまるよ」
給水は、健康面だけでなく、深刻な問題となっている衛生面の改善にもつながり、これまで劣悪だったトイレ環境も大きく改善されることが期待されます。先の見えない状況のなか、被災者の方の気持ちが少しでも前向きになればと願ってやみません。
◇「豊島丸」珠洲市飯田港に到着。物資支援を開始
この日、海路からの輸送ルートとして、大量の物資輸送が可能な船舶「豊島丸」が能登半島に到着しました。
1月2日夜に愛媛県今治市を出航した「豊島丸」は途中、水や食料をはじめ、ニーズの高い生活用品の支援物資を積み、本日13時頃、珠洲市の飯田港に着岸。16時すぎには市と協力し、積載してきた支援物資を搬出する作業が行われました。
大型トラックによる陸路から珠洲市内へのアクセスが難しい状況のため、支援物資の集積拠点を飯田港からおよそ48km南にある七尾港近くに設置。岸壁にも地震による隆起などが見られ、海底には被災前は確認されなかった障害物が感知されるなど、接岸には細心の注意が必要ですが、今後「豊島丸」は七尾港と飯田港を往来して物資支援にあたります。また物資輸送だけでなく、他団体と連携して支援スタッフの搬送も行っていく予定です。
「令和6年能登半島地震 緊急支援」活動をご支援ください
大規模災害では、ひとつの力、団体だけではできる支援は限られてしまいます。一秒でも早く、一人でも多くの被災者を救うためには、より多くの機関、団体、企業と協働し、有機的な連携が必要です。
空飛ぶ捜索医療団は、昨年5月にも地震で被災した珠洲市で支援活動を実施。その経験を活かし、市の珠洲生活サポート部会の運営をサポートし、医療保健部門の指揮を任されています。次々と入ってくる支援団体と情報を共有し、空飛ぶ捜索医療団のスタッフが調整して支援を必要とする地域にそれぞれのチームを派遣しています。
1月5日朝の時点で珠洲市には15団体72名の支援チームが集結。被災者のために、被災者が一日でも早く元気を取り戻せるように、一丸となって支援にあたります。必要な人々に必要な支援を届け続けるために、皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。