奈良県下北山村で発生した土砂崩れについて、専門家は地下水が凍ったり解けたりして地盤が弱くなる「凍結融解」が原因となった可能性を指摘しました。
奈良県下北山村では23日夜、大規模な土砂崩れが発生し、これまでに車から男性1人が救助されましたが、少なくとも、もう1台が巻き込まれたとみられています。
現地を調査した専門家は、斜面の内部が凍ったり解けたりを繰り返して膨張し、崩れた可能性が考えられると話しました。
京都大学 大西有三名誉教授
「凍結融解。最近の温度変化によって寒い時に地下水が凍って膨れ上がる。それを繰り返していると岩盤が弱くなる」
再び、土砂が崩れる恐れがあることから、捜索は難航しています。
25日は二次被害を防ぐため斜面上部の土を落とし、モルタルで固める作業を行うということです。
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