【裏金問題】自民党パーティー券 刑事告発した神戸学院大学教授に聞く

Television OSAKA NEWS

188,000 Subscribers

5,076 views since Nov 26, 2023

永田町を揺るがしている自民党の裏金問題。刑事告発した大学教授を取材しました。

【神戸学院大学上脇博之教授】「調査の結果を見てがく然としました。悪質だと判断しました」
こう語るのは自民派閥の政治資金問題で刑事告発した神戸学院大学の上脇博之教授。ことの発端は政治団体の収支報告書でした。

【上脇教授】「派閥の政治団体の収支報告書にはパーティー収入を書くだけでなく、収入のうち20万を超えた部分に関しては明細を書かないといけない」。
収支報告書への記載は義務づけられているにもかかわらず。

【上脇教授】「主要派閥すべてが明細を書いていない。どう考えても単純なミスではありえない。これは組織的で手口がまん延している」

上脇教授が調べたところ、自民党5派閥でおよそ6000万円に及ぶ不記載を発見し刑事告発しました。安倍派の政治資金パーティーでは、議員側が売ったパーティー券の収入がノルマを超えると、派閥側から議員側にキックバックされる仕組みになっています。しかし、キックバックされた金額や政治団体や企業からの高額な収入の明細がなく、こうした不透明なお金の流れが裏金になっているという可能性があります。25日までに東京地検特捜部は、安倍派幹部である松野前官房長官と高木前国対委員長を任意で事情聴取をしていたことがわかりました。

【上脇教授】「おそらく明細を書かなかった、それに乗じて裏金も作っていた。この判断を事務方だけでやれるとは到底思えない。どう考えても会長とか事務総長とか国会議員の方でゴーサインを出しているとしか思えない。となるとこの事件は事務方だけを立件して終わりとなると、トカゲの尻尾切りというか一部だけをある意味弱い立ち場を起訴しただけで終わってしまう」
「国会議員を根こそぎに近い形で立件しないと今、国民納得しないと思う。国民の方は生活が苦しくて痛みだけを押し付けられている。(特捜部には)忖度することなく徹底して捜査を尽くして立件してほしいと強く求める」

© Furr.pk

TermsPrivacy

[email protected]