自民党の政治資金パーティーをめぐり、東京地検特捜部は、参議院・岐阜選挙区選出の大野泰正議員の東京の議員宿舎などの家宅捜索に入りました。
裏金疑惑で2日つづけての強制捜査となりました。政治資金規正法違反の疑いで東京地検特捜部が家宅捜索に入ったのは、参議院・岐阜選挙区選出の大野泰正議員の東京の議員宿舎などです。自民党派閥の政治資金パーティーの収入の一部が、裏金になっていた疑惑が持たれているこの問題。安倍派に所属する大野議員は、5000万円を超えるキックバックを受けながら、収支報告書に記載していなかった疑いが。ところが。
(大野泰正議員・12月11日)
「(Q.ノルマがどのくらいあった?)それはもう…精査させていただいている。(Q.裏金という認識は?)そういうことも含めて全部精査している」本人は「精査」という言葉を繰り返すだけ。疑惑が事実なのかどうかは、明らかにしていません。
地元の秘書はキックバックはあったと認めたうえで…
(大野事務所・髙橋秀明秘書)
「(Q.記載していなかった?)それは知らなかった」
「うちらみたいな貧乏事務所が裏金作って何の意味があるのか。やむを得ず派閥の流れじゃないですか」関係者によりますと、大野議員はすでに東京地検特捜部の任意の事情聴取に複数回応じているということです。東京の関係先に捜査のメスが入った28日、地元は…(吉田翔記者)
「岐阜県羽島市の大野泰正議員の地元事務所前です。多くの報道陣が詰めかけていますが、事務所に目立った動きはありません」大野議員の地元事務所には報道陣が詰めかけましたが、午前中、人の出入りはなく、正月を迎えるための門松が設置されただけでした。先ほど秘書が取材に応じましたが。
(大野事務所・髙井雅之秘書)
「ご心配とご迷惑をおかけして申し訳ございません。(Q.大野さん本人と連絡は?)取れていません。(Q.最後に取ったのはいつ?)それはお答えできません」岐阜の有権者は。
(70代)
「みっともない。お金のために。国のためならいいけどお金のためにやっている」
(50代)
「岐阜を代表する議員でもあるので、非常に残念、議員を続けるなら白黒はっきりしてほしい」今回の疑惑をめぐりとりわけ高額なキックバックを受けていたのが、東海地方に地盤のある2人。
(荒川栞記者・12月27日)
「午後7時半です。池田佳隆議員の名古屋事務所から東京地検特捜部が家宅捜索を終えて、出てきました」名古屋市天白区にある池田佳隆議員の事務所では27日、約7時間にわたって東京地検特捜部の家宅捜索が行われました。係官らが持ち出した段ボールは約20箱。池田議員は疑惑発覚後、公の場に姿を現さず“雲隠れ状態”が続いています。本人たちからの説明がないまま行われた強制捜査。特捜部は今後、押収した資料の分析を通じ収支報告書に記載しなかったいきさつを詳しく調べるものと見られます。
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