日々、火災や災害の現場で活動する消防。特殊な災害への対応や高度な救助技術を備えた名古屋市消防局の特別消防隊「ハイパーレスキューNAGOYA」の最前線にカメラが密着しました。
ここは名古屋市中川区にある特別消防隊第一方面隊。
放水や救助などの訓練に励む隊員たち。彼らは特殊な災害への対応や、高度な救助技術を備えた特別消防隊の隊員たちで通称「ハイパーレスキューNAGOYA」です。
「現場に同じシチュエーションはない」常に最善を尽くす訓練
「目標はとにかく早く。現場は同じシチュエーションというのはありません。ひさしがあったり、色々な障害物があるので、そういうところで、100通りあるパターンでも常に最善を尽くせるように我々は訓練を行っています」(名古屋市消防局 特別消防隊 光本慎一さん)
出動の合図がありました。火事の発生です。
場所は名古屋市内の集合住宅。消防車に乗り込み現場へ急行します。
「布団が燃えている」と119番通報 焼けた寝室から女性が心肺停止の状態で発見
女性の声で「布団が燃えている」と119番通報があり、消防車など18台が出動。
火事があった部屋では…
隊員に装着したカメラの映像を見ると、寝室の壁は真っ黒く焦げた状態で床に敷かれた布団が焼けています。
この火事で寝室から女性が心肺停止の状態で見つかり、まもなく死亡が確認されました。
「人命は取り返すことができない」隊員の思い
活動を終え戻ってきた隊員は…
「我々が到着したときにはすでに(女性は)救急隊によって病院に搬送されていたので、我々としては目撃はしていないのですが、火元の部屋を確認した時には、特にその部屋の燃焼が激しかったので、要救助者の方と火元がなんらかの関係があるのではないかと推測します。建物が燃えてしまうのはどうしても仕方ないが、人命は取り返すことができませんので、自分の命を第一に避難していただくとともに、我々も人命救助第一で頑張っていきたいと思います」(名古屋市消防局 特別消防隊 光本慎一さん)
(1月19日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
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