岸田総理大臣は、ASEANの首脳らと会談し、経済や安全保障について協議を始めました。政治資金問題で政権が揺らぐなか、外交成果をアピールしたい考えです。
(飯山雄矢記者報告)
岸田総理は、全体会議の冒頭であいさつし、覇権主義的な動きを強める中国や、ウクライナ侵攻などを念頭に、危機感を示しました。
岸田総理大臣:「現在、我々は歴史の転換点にあり、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序は重大な挑戦を受けています」
岸田総理は、「平和で持続可能な未来を共に創るため、これまで以上に緊密に協力したい」と強調しました。
17日の会議では、各国との安全保障面での協力強化がテーマです。また、3年後に日本のGDPを上回ることが予想されるASEAN経済の活力を取り込むことも課題となります。
東南アジアで中国の影響力が増すなか、日本の存在感を維持するための外交努力が続くことになります。
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