アメリカの空港で男性が航空機の非常口を無理やり開け、飛び降りる騒動がありました。予想外の事態に機内はパニック状態となりました。
■機内パニック「何が起こった」
映像は機内の混乱から始まります。離陸を待っていた乗客たちが慌てて出口に向かっています。
乗客:「行って!行って!行って!」「何かを置いて窓から飛び出したやつがいる」
爆弾テロを連想したのでしょうか。
乗客:「何が起こったの?」「そいつが何か置いていったんだよ」
■非常ドア開け 男性が“飛び降り”
この直前、乗客の1人が非常ドアを勝手に開けて主翼を伝って地上に飛び降りるという事案が発生。その人物が「機内に何かを残して行った」という尾ひれが付いて伝わったようです。実際のところ、飛び降りた人物が「何かを機内に残した」事実は確認されていません。しかし、乗客たちは…。
乗客:「何かを置いて飛び出した。爆弾かもしれない」
我先に避難しようと必死です。そして、搭乗ブリッジまで戻ったところで…。
乗客:「あそこにいる、あそこにいる」
飛び降りた人物が取り押さえられる瞬間に遭遇します。
乗客:「あそこにいるよ。捕まえてるよ、マジかよ」
飛行機から飛び降りた人物は38歳の男性。警察官に対して訳の分からないことを話し、自分の状況も把握できていない様子とのこと。鑑定のため近くの病院に収容されました。
騒ぎがあったのはサウスウエスト航空。前輪の故障で胴体着陸した際の写真。主翼の上に見えるのが非常ドア。騒ぎがあった機種には、これが片側に2つあり、男性はそのうちの1つを中からこじ開け、主翼の上に飛び移り、そこからさらに地上に飛び降りたものとみられます。
機内に何かを残した形跡はなく、武器なども所持していませんでした。乗客らにけがもありませんでした。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
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