目の前が真っ白。ホワイトアウトが起きています。北海道留萌市で積雪が平年の3倍以上に。ゴミ収集車が立ち往生するなど、生活に影響が出ています。
■“ホワイトアウト”で立ち往生も
27日朝、雪が積もる北海道に昇った朝日。ただ、27日も日本海側では朝から吹雪き、交通に影響が及びました。
ドライバー
「見えなくなってきた」
ディレクター
「見えなくなってきましたね」
取材班が日本海側を北上するにつれ、前を走る車を目視することもままならない状況に…。
道中、対向車線で列をなす複数のトラックが…。トラックが故障し、立ち往生する事態に。この後、昼頃からは吹雪の影響で留萌方面に向かう高速道路は、通行止めになりました。
先々週から大雪に見舞われている留萌市。積雪は123センチと平年の3.8倍となっています。強い風も吹いた留萌市。最大瞬間風速18.8メートルを観測しました。
長年暮らす住民から見ても、これはいつものことではないようです…。
住民(90)
「(雪かきを)長い時は8時間やる」
「(Q.例年と比べて雪の量は?)多い多い、3倍じゃきかない」
住民
「一番ひどいかもしれない」
「大晦日より前に降るのは50年以上いるけど初めて」
■ゴミ収集車40分近く“立ち往生”
大雪のなかでも、暮らしを支えなければなりません。
ゴミ収集車の作業員
「(Q.どういう状況?)吹きだまりで道が見えないのと、道そのものが狭いから」
「(Q.ゴミ回収の途中だった?)はい…」
ごみ収集の途中で車が立ち往生してしまったようです。
ゴミ収集車の作業員
「空き地になってるところとか吹きだまりがひどくて」
40分近く立ち往生し、自力では抜け出すことができずに応援を呼ぶことに。
ゴミ収集車の作業員
「(ごみ収集は)いつもの半分も行ってないかな」
「(Q.どの道もこんな感じ?)ここは特に風が強いから…」
留萌市では、この大雪の影響でごみ収集ができていない地区もあるということです。
■「魚がない」大雪で漁出られず
吹雪のなかでも、街の鮮魚店は営業しています。
岸畑魚店 岸畑宏一さん
「きのうまで(魚が)ほとんどなかった。ホタテくらいしかなかった」
大しけのため、12月に入ってからほとんど漁が行われていないそうです。
岸畑魚店 岸畑宏一さん
「(客に)お届けはするが、なかなか配達が大変」
28日以降は雪や風は次第に収まるものの、大晦日からは再び荒れた天気となる恐れがあります。
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