おととし、甲府市で夫婦を殺害した罪などに問われている当時19歳だった特定少年の被告の裁判で、検察側は死刑を求刑しました。
遠藤裕喜被告(21)はおととし、甲府市の住宅で50代の夫婦を刃物で刺すなどして殺害し、住宅に放火した罪などに問われています。
11日の裁判で検察側は「夫婦の長女を傷付けるため、長女以外の家族全員を殺害しようとした」、「筋違いで理不尽な怒りが事件の動機である」、「ひとかけらの慈悲もない犯行」、ナタを凶器に使うなど「確実に殺害するという計画性がある」と指摘しました。
また、これまでに被害者や遺族に対し、謝罪の言葉を述べておらず、「被告人に反省の態度がみられない」として遠藤被告に死刑を求刑しました。
この後、弁護側が最終的な意見を述べる予定です。
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