イスラエル軍が最も被害の大きかった集落をメディアに公開しました。犠牲者の正確な数は分かっていませんが、およそ200人が殺害され、うち40人は子どもだったということです。
イスラエル軍は10日、ガザ地区からすぐ近くにあるキブツ(生活共同体)「クファール・アザ」の状況を取材団に公開しました。
敷地内では家屋が焼け落ち、ものが散乱し、いたるところに住民やハマスの戦闘員の遺体が残されたままになっています。
現場の司令官によりますと、少なくとも200人の住民が殺害されたということです。
うち40人ほどは2歳から10歳の子どもで、何人かは首がはねられていたといい、司令官は「これは戦争ではなく、虐殺だ。この時代ではあってはならないことだ」と話しました。
ハマスの武装集団が攻撃を開始した7日にこの集落を襲撃し、銃を乱射した後、数十人の住民を人質にとって戻ったということです。
辺りでは掃討作戦が続いていて、また、集落内にわなが仕掛けられ、救助活動に着手することができなかったため、この日も住民らの遺体の収容が続けられていました。
今回の衝突で、これまでにイスラエルとパレスチナの双方で合わせて少なくとも1900人が死亡しています。
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