アントニオ・グテーレス国連事務総長は8日午後、パレスチナ自治区ガザ地区での戦いが「占領下のヨルダン川西岸地区やレバノン、シリア、イラク、イエメン」といった周辺地域に波及していると言及し、ガザの状況が「国際平和と安全の維持を深刻に脅かす」と述べた。
一方でイスラエルは、事務総長の主張はイスラム組織ハマスの擁護につながり、それこそが世界平和への脅威だと反発している。
アメリカは「ただ単に今日だけ戦争を止めるのではなく、戦争を永続的に終わらせることを目標にすべき」だとして、国連安全保障理事会に提出された即時停戦を求める決議案に拒否権を行使した。
ガザではイスラエル軍がハマス襲撃作戦を続けているとして、大勢のパレスチナ人男性を下着姿にして連行。その様子を撮影した動画をソーシャルメディアに投稿している。
国連事務総長は、ガザの民間人が飢えに直面する中、現地情勢はもはや国連が人道支援を続けられる状態になく、中東全域の安全を脅かす事態に差し掛かっていると警告する。
BBCのジェレミー・ボウエン国際編集長が報告する。
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