京都アニメーション放火殺人事件の裁判員裁判で、検察側は青葉被告に対し、死刑を求刑した。
京都地裁前から、関西テレビ・宇都宮雄太郎記者が中継でお伝えする。
異例の長期の裁判が大詰めを迎える中、死刑を求刑された時、青葉真司被告(45)は伏し目がちな様子で下をじっと見つめていた。
青葉真司被告は4年前、京都アニメーションの第1スタジオに放火し、36人を殺害した罪などに問われている。
裁判では事実関係に争いはなく、責任能力の有無が最大の争点となっている。
これまでの裁判で、遺族から死刑を求める声が多く出る中、青葉被告は6日の法廷で、遺族に対し、初めて謝罪の言葉を口にし、自身の罪について「死刑で償うべき」という考えを述べていた。
そして、検察側は7日午前、「日本の刑事裁判史上、突出して多い被害者数で、動機は理不尽かつ身勝手極まりない」と指摘して、死刑を求刑した。
午後からは、被告人の最終意見陳述などが行われ、裁判は結審する予定。
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