茨城県の日立市役所と東海村役場に車が相次いで突っ込んだ事件で、逮捕された男が「JCO臨界事故が原因で体調不良になり恨みがあった」と話していることがわかった。
6日、日立市役所の広場に車が突っ込んで3人がけがをし、30分後にも東海村役場の玄関に車が突っ込んだ。
建造物損壊の疑いで逮捕された益子泰容疑者(53)は、調べに対し「JCO臨界事故が原因で体調不良になった。東海村に恨みがあった」と供述していることが、捜査関係者への取材で新たにわかった。
1999年の東海村JCO臨界事故では、2人が死亡、地元住民らおよそ660人が被ばくした。
容疑者宅の近隣住民「(益子容疑者は)あちこちの病院にかかっていると聞いた。体優れないのかな。だから働いていないと思う」
当時、益子容疑者が実際に被ばくしたかはわかっていないが、警察は精神的なトラブルを抱えている可能性もあるとみて調べている。
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