皇后さまが還暦60歳の誕生日を迎えられ、宮内庁は映像とお気持ちを公表した。
映像では6月のインドネシア訪問時に先方から送られたボゴール宮殿での公式アルバムを楽しそうに見られている。アルバムにはバティックを試着された時や植物園を訪れた時の様子が納められている。愛子さまに説明されている布地が特産品のバティックだ。実際にボゴール宮殿で皇后さまが試着になったものが、大統領夫人から贈られた。ろうけつ染めを実際にした体験をもとに、愛子さまに製作過程を説明されている。陛下や愛子さまは「柄が細かいんですね」と感想を述べられた。帰国後に、アルバムやバティックの存在が公表されるのは初めてだ。画面の右端に映っているのは竹製の楽器でアンクルという。日本語の教育機関などを訪れたときに生徒が演奏し、その音色が良かったので、帰国後両陛下が購入されたのだと言う。新見多一(皇室担当デスク)×水原恵理(BSテレ東『皇室の窓スペシャル』担当)
□ご感想の骨子
¶1 半世紀を生き50歳から「いつの間にか10年」
¶2 光陰矢の如し
¶3 皇室に入る前後の国内の災害
¶4 新型コロナ
¶5 戦争や紛争の国際情勢
¶6 地球規模の問題
¶7 関東大震災から100年で防災減災の重要性
¶8 若い人などの活躍
¶9 被災地岩手での植樹祭
¶10 残りの四大行幸啓
¶11 初めての国賓待遇インドネシア
¶12 4年ぶりの静養で御料牧場などへ
¶13 結婚30年で多くの方からのお祝いうれしい
¶14 愛子さまの成長「安堵」私たちの支えに
¶15 還暦迎え「信じられない」
¶16 来る年も「できる限りの務め果たす努力」
□ご感想を読み解く
ご感想は、約3,300字で、去年の約1,700字に比べ増えた。一昨年の約3,600字の規模に戻った。宮内庁では、新型コロナの位置づけが変わり活動の幅が広がったことや、60歳の節目の年だからと説明している。文章は、16の形式段落・大きな6つの文章塊で構成されている(①1~10、②11、③12、④13~14、⑤15、⑥16)。形式段落の方が文意が把握しやすい。
冒頭は50歳の誕生日の感想に遡る。生まれて半世紀の「不思議な感慨」から「いつの間にか10年」と振り返る。60歳の感想で50歳の当時を回想して始まるのが、ご本人でしか書かれることのできない感覚である。
インドネシアについても、「長かったこともあり、当初は不安」と率直に心境をつづられながら、エピソードが明かされる。初めての国賓待遇を心から楽しまれた様子が素直に伝わる。
第14段落で愛子さまについては、「成年を無事迎え安堵」「心から有難く思いました」とコンパクトに書かれた。「楽しそうに学生生活」「まだあどけないところも残る愛子ではありますが」の記述は母親としての率直な視線だ。冒頭から10段落目までの文章量と比べると、私事であるから抑制的に記述しようとされているのかもしれないが、かえって愛子さまへの眼差しが伝わるものとなった。
第15段落で誕生から還暦を迎られえたことについて、振り返られている。
最後は「できる限りの務めを果たすことができますよう努力してまいりたい」と結ばれている。
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