アメリカを訪問中の中国の習近平国家主席は、1年ぶりの米中首脳会談を終え、アメリカの主要企業幹部との夕食会に出席しています。
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この夕食会は中国側が強く希望したもので、習主席は米中関係の改善をアピールしました。習主席は夕食会のスピーチで、集まった企業関係者らを前に「中米関係が困難な時ほど民間の交流を増やす必要がある」と述べ、両国の企業同士などでも関係を深めていくことに期待感を示しました。
アメリカメディアは、中国側が当初、米中首脳会談よりもこの企業幹部との夕食会を先に行いたいと希望したと報じています。
中国経済が減速する中、習主席としては米中関係の改善をアピールし、アメリカからの投資を維持したい思惑があります。習主席はさらに、今後カリフォルニア州の動物園に中国から新たにパンダを貸し出すことも検討する考えを表明しました。
一方、これに先だって行われた米中首脳会談で、バイデン大統領と習主席は軍同士のハイレベル対話を再開することなどで合意しました。
16日は全体的に両国の関係改善ムードが目立つ一日となっています。
(2023年11月16日放送)
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