自民党東京都連が政治資金パーティーの収支を巡り、新たに刑事告発されたことが分かりました。
■「政治刷新本部」新たに設置も…
岸田文雄総理大臣
「自民党の政策集団の政治資金、ひいては自民党の政治資金に対して大変厳しい目、そして疑念の目が注がれています」
派閥の政治資金の問題を受けて10日、新たに設置された「政治刷新本部」。今月中に中間取りまとめを行いますが、自民党内からは次のような声も上がっています。
自民党関係者
「『派閥解体』というような極端な結論は、麻生さんが首を縦に振らないだろう。どうやって落としどころを見つけるかだ」
自民若手議員
「こんな状況で刷新本部なんか立ち上げたところで、継続的に議論というのがせいぜいできることだろう」
東京地検特捜部は、西村康稔前経済産業大臣、下村博文元文部科学大臣らから任意で再度の事情聴取を行いました。
■萩生田議員ら3人を刑事告発
国会議員に疑惑の目が向けられるなか、今回の政治資金の問題を地検に告発した上脇博之神戸学院大学教授が新たな刑事告発に踏み切ったことが分かりました。
上脇教授
「金額として350万円を超えるような不記載は極めて大胆なもので、通常だったらあり得ない。そういう不記載だと思います」
2日に刑事告発されたのは、自民党東京都連で会長を務める萩生田光一衆院議員や会計責任者、事務責任者の3人です。
都連は1年前に都内ホテルで政治資金パーティーを開催。都連はこの時集めたパーティー券収入で362万円分の未記載があったとして11月末、収支報告書を訂正していました。
告発状では、この申告漏れについて360万円超は「単純なミスであるはずがない」として、政治資金規正法違反だと指摘しています。
10日、自民党都連は番組の取材に対して、「担当者が不在のため回答ができない」としています。
(「グッド!モーニング」2024年1月11日放送分より)
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