奈良県下北山村で起きた土砂崩れは、発生から5日目を迎えました。現場では、下敷きになっている可能性がある男性の捜索再開に向け、土砂の撤去作業が続いています。
12月23日、奈良県下北山村の国道で道路わきの斜面が崩れ、少なくとも1台の車が下敷きになっている可能性があります。現場では26日、土砂の中から車のバンパーとスペアタイヤなどが見つかり、ナンバーは行方不明になっている和歌山県の70代の男性の車と一致したということです。
消防は現在、二次災害の恐れがあることから、車の掘り起こしなどの捜索作業を中断していて、不安定な土砂の撤去を進めています。
吉野消防署・堀宏道署長
「(斜面を)少し触っただけで、土石流のように土砂が落ちてきていて、よく昨日の作業中に落ちて来なかったなと。呼びかけても(声は)もう返ってきていない」
捜索作業の再開は、早くても27日夕方以降になる見込みだということです。
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