自民党のパーティー収入を巡る問題で、安倍派が“ウラ帳簿”を作っていたとみられることが新たに分かりました。その“ウラ帳簿”について、詳しく見ていきます。
■“2つの帳簿”で資金管理の疑いも
まず、安倍派の政治資金の流れについて見ていきます。
ノルマを課された所属議員が企業や団体に、パーティー券の購入を依頼します。企業などがパーティー券を購入すると、派閥に販売収入が入ります。その収入のうち、ノルマを超過した分が議員側にキックバックされていた疑いが持たれています。
安倍派は、このキックバック分を記載していない帳簿を作成し、それを元に収支報告書を提出していたとみられていますが、関係者によりますとこの「不記載の帳簿」のほかに、公にはしていない「キックバックを含めた収入総額を記した帳簿」もつけていたことが新たに分かりました。
安倍派は、この2つの帳簿で資金を管理していたとみられます。
■特捜部 「通帳」「パーティー券の販売記録」など入手か
関係者によりますと、東京地検特捜部は、安倍派所属議員側からもすでに通帳やパーティー券の販売記録などを入手しているそうです。
特捜部は、こうした資料や派閥の帳簿からも“資金が誰にどう流れたのか”“議員側からの指示はあったのか”などを調べているとみられます。
(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2023年12月18日放送)
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