自らヘリコプターを操縦して国境を越え、ウクライナに亡命したロシア軍のパイロットが当時の様子と亡命の決意を記者会見で明らかにしました。
ロシア軍のパイロット、マキシム・クズミノフ大尉は8月9日の日中、輸送ヘリでロシア西部のクルスクを飛び立ち、超低空で国境を越えてウクライナ東部のハルキウ州に着陸させました。
クズミノフ大尉はロシアのウクライナ侵攻を嘆き、去年暮れにウクライナ軍情報機関と秘密裏に連絡を取ったということです。
ロシア軍パイロット クズミノフ大尉:「私は自分の中でこの戦争に参加しないと決めました。どんなことがあっても自分にとって一番大切なことは、この犯罪に参加しないことです」
ウクライナ当局によりますと、パイロットの亡命はロシア軍の侵攻以降、初めてだということです。
クズミノフ大尉はロシア兵に対し、同じように亡命するよう呼び掛けました。
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