ネパール政府はロシア軍に所属するネパール人兵士の帰国などをロシア政府に要請しました。ウクライナとの戦争が長期化するなか、ロシア軍が兵士の不足を外国人で補う実態が浮き彫りになりました。
ネパール外務省は4日、ロシア軍に従軍していたネパール人兵士6人が死亡したことを受け、遺体の返還と家族への補償をロシア政府に求める声明を発表しました。
声明では現在、兵役に就いているネパール人兵士の帰国と新たな採用をやめるよう求めています。
また、ウクライナ側の捕虜となったネパール人兵士の解放のため外交交渉が行われているとしています。
ネパールでは山岳民族出身の「グルカ兵」が協定で認められたイギリス軍やインド軍に所属する以外は、国民が外国の軍隊に入ることは禁止されています。
しかし、BBCによりますと、ロシア軍に入隊したネパール人は少なくとも数百人に上るとみられています。
ウクライナとの戦争が長期化するなか、ロシア軍はネパールのほかにもジョージアやシリア、リビアなどからも兵士を集めているとされています。
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