岸田首相は、12月14日、安倍派の4人の閣僚を交代させる一方、自民党の役員については12月末に入れ替える2段階の人事を行う方針。
国会記者会館から、フジテレビ・政治部の瀬島隆太郎記者が最新情報をお伝えする。
「安倍派の一掃」案は見送る岸田首相だが、岸田派をめぐる問題が新たに浮上したことに、党内の不満は増幅していて、後任人事は難航しているもよう。
岸田首相「(岸田派の)事務局において調査をし、そして当局に対して丁寧に説明する。報告を受けたならば、適切に説明をさせる」
岸田首相は、安倍派の閣僚全員を14日に交代させる一方、当選回数の少ない政務官6人については、辞任を自主判断とする。
党役員では、萩生田政調会長らは近く辞任を表明するが、交代は2024年度予算案を決定する22日以降となる方向。
後任人事では、無派閥や重要閣僚の経験者を充てる方向で、斎藤前法相、林前外相、加藤前厚労相、堀内前ワクチン相などが浮上している。
ただ、ある党幹部が「みんなが断っている」と話すほか、候補者の1人も「泥船だ」と述べていて、難航しているもよう。
悩める岸田首相だが、13日午前、党本部に入り、幹部らとの会談に臨んでいる。
13日夜に記者会見を開く予定で、人事の方針など、どのように説明するか注目される。
FNNプライムオンライン
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