自民党の裏金問題を巡り、東京地検特捜部は来週にも安倍派の強制捜査に乗り出すと報じられています。捜査はどこまで及ぶのでしょうか。
裏金問題を巡る安倍派4閣僚の交代で、新たに就任した林官房長官。初日から、この問題への対応を問われました。
林官房長官:「自民党の体質を一新すべく先頭に立って取り組んでいく、(総理は)こういう風に発言されております。今後、この方針に従って対応していく。まずは実態の把握に努めて原因、課題の抽出に努める。これがまず第一であろうかと思っています」
捜査を進める東京地検特捜部は安倍派所属議員の秘書らに任意の事情聴取を行い、そのなかでキックバック分を収支報告書に記載していなかった疑惑について「派閥の指示だった」と説明を受けたということです。
秘書ら:「政策活動費なので記載する必要がないと派閥から指示された」
特捜部は一部の議員にも任意の事情聴取を要請。週明けにも自民党・安倍派側への強制捜査に乗り出す方針を固めています。
“令和のリクルート事件”とも言われる今回の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑。34年前のリクルート事件で東京地検特捜部は元官房長官や政治家、元官僚を起訴して有罪判決を得ましたが、今回はどこに狙いを定め、どこまで疑惑の全容解明に迫ることができるのか。果たして、政治家の逮捕や起訴はあるのか。
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