香港の民主活動家・周庭さんが事実上、カナダに亡命したことを明らかに。JNNの取材に応じました。
香港の民主活動家 周庭さん
「香港は私の家ですから一生帰れないというのは、今でも想像できないくらい…」
SNSでカナダのトロントに留学していると明らかにした周庭さん。もう香港には戻らないと話しました。
周庭さんは、2019年の大規模な民主化要求デモなどでリーダー的な役割を果たしましたが、翌年、違法な集会を扇動したとして禁錮10か月の有罪判決を受けました。
出所した後は、警察に定期的な出頭を求められた上、住む場所や収入の確保も困難になったため、留学を決意したといいます。パスポートは当局に取り上げられ、返還には様々な条件を提示されましたが、中でも不安だったのが、警察が同行する形で中国に渡り、愛国主義の展示会に行くことだったといいます。
周庭さん
「(中国で)たとえば逮捕されたり、もし何かあったら誰も救いに来ないし、もう怖くて…」
今月28日に香港の警察に出頭するよう求められていましたが、厳しい要求を恐れ、香港に戻らないことを決めました。あえて公表した理由については…
周庭さん
「世界中の人々に香港のことに、また関心を持たせることができればと思います」
一方、香港警察は「法と秩序を公然と挑発した行為を厳しく非難する」とし、出頭を求めています。
また、中国外務省の汪文斌報道官は4日の記者会見で、周庭さんの事実上の亡命について「中国は法治国家で、香港は法治社会だ。いかなる人間にも特権はなく、犯罪行為は必ず法の裁きを受けなければならない」と強調しました。
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