鮮魚店の陳列棚でまさかの事態です。パック詰めされた毛ガニが動き始めました。ラップを破り、足がはみ出します。逃げ出さないのでしょうか。しかも、1匹だけではありませんでした。こちらもモゾモゾと動き始めました。爪がラップを突き破りました。次の瞬間に頭、体、足と次々に出てきます。
陳列ケースの貼り紙には「ラップを破ってしまいます」。毛ガニの脱出、よくあることなのでしょうか…。
荒木鮮魚店 荒木一樹さん:「毎日、水揚げが朝のものなので、その日のカニはよく脱走します。きょうの朝、見た時は5匹か6匹ぐらいは破った状態でした。(ラップは)破れた時に店員やスタッフが見つけてラップを貼り直したりするので(カニは)トレー内で収まっています」
岩手県陸前高田市の鮮魚店では朝、水揚げされたばかりの毛ガニを生きたまま売っています。
荒木鮮魚店 荒木一樹さん:「『鮮度が良いですよ』というのを見せたくて、生きた状態でラップしています」
客からは「新鮮で良い」などと好評で、この店ではこの時期の風物詩ともなっています。
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