北朝鮮の金正恩総書記とプーチン大統領はきょうにもロシア極東の宇宙基地で会談を行うとみられます。JNNはロシアに到着した金総書記の肉声を入手しました。
2回目となる今回の会談はロシア、北朝鮮双方とも戦略的に重要なものと位置付けていることが伺えます。
金総書記は12日朝、国境沿いのロシア側の駅でロシアの天然資源環境相らの歓迎を受けました。
JNNが独自に入手した映像には金総書記のこんな肉声が含まれています。
北朝鮮 金正恩 総書記
「我々にとっては、今回の訪問団の訪問日程で多くのことを見せてくれるということで、みんながうれしく思っています」
コロナ後初の外遊先にロシアを選んだことは、北朝鮮としてもロシアを戦略的に重要なパートナーとみなしていることを示したものとみられます。
金総書記は極東アムール州のボストーチヌイ宇宙基地に向けて現在も専用列車で移動を続けているとみられます。
プーチン大統領は宇宙基地を訪問すると明らかにしていて、現地できょうにも会談が行われる見通しです。会談では、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの武器供与のほか、北朝鮮への人工衛星や原子力潜水艦に関する先端技術の提供などについて話し合われるとみられ、両国は軍事的な結びつきを一層強めることになりそうです。
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