札幌市の無人販売店で冷凍食品などを盗んだとして、27歳の男が逮捕されました。その犯行の一部始終を防犯カメラが捉えていました。
店に入ってきたのは白いフードをかぶり黒いマスクをつけた1人の男。カゴを手に取ったあと店内を物色しています。冷凍庫を開けて肉や麺などをカゴに入れると…代金を支払うことなくカゴごと持ってそのまま店の外へ出ていきました。
窃盗の疑いで逮捕・送検されたのは、札幌市北区の無職=山口拓弥容疑者27歳です。
高橋海斗記者:「無人販売店ということもあって、店内には防犯カメラが複数設置されています」。
被害にあった北区の無人販売店「達人の一品北24条店」。肉をメインとした冷凍食品を販売していて、現金やカードなどで支払いをするシステムです。
山口容疑者は今年9月、この店で冷凍食品10点と食品を入れたカゴ、あわせておよそ6600円相当を盗んだ疑いが持たれています。
高橋海斗記者)
「この店では入口でカゴを取り冷凍食品を入れ、カゴごと持ち去るという同様の被害が他にも2件確認されています」
8月にも白いフードを被った男がカゴに冷凍食品を入れて、そのまま持ち去る姿が防犯カメラに映っていました。
そしてこちらは今月21日の映像。溢れんばかりの冷凍食品を入れた後…1つのカゴには収まりきらなかったのでしょうか。男はカゴをさらにもう1つ持ち、あわせて20個もの冷凍食品を持ち去っていきました。
警察の調べに対し、山口容疑者は「お金がなくて食べるものがほしくて盗んだ」と容疑を認めているということです。山口容疑者は複数回の犯行をほのめかしているということで、警察は他の2件についても山口容疑者の犯行とみて捜査しています。
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