東京・江東区の区長選挙をめぐる公職選挙法違反事件で、柿沢未途前法務副大臣側が、選挙に関わった元区議に、月額20万円を顧問料として支払っていたことがわかりました。東京地検特捜部は近く、柿沢氏を事情聴取する見通しです。
前法務副大臣の柿沢未途衆院議員は、今年4月の江東区長選で木村弥生前区長を支援していましたが、選挙前、地元の区議らに現金を提供していたことが明らかになり、特捜部は買収の疑いなどで捜査しています。
その後の関係者への取材で、区長選で木村前区長を支援した元区議に対し、柿沢議員側が選挙後、顧問料として月額20万円を支払っていたことがわかりました。
選挙の支援への謝礼として現金が提供されていれば、公職選挙法に違反する恐れがあり、特捜部は元区議の顧問としての実態を調べているもようです。
柿沢議員は近く、特捜部から任意で事情聴取を受ける見通しですが、支援者にあてた文書では区議らへの現金提供について違法性を否定しています。
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