学歴が重視され、日本以上に受験戦争が過酷だと言われる韓国で16日、マスクなしでは4年ぶりとなる大学入試の全国一斉テストが行われました。
16日に韓国で行われたのは、日本の「大学入学共通テスト」に相当する全国一斉テスト「大学修学能力試験」です。
受験生:「最善を尽くします」
有名大学を卒業しても3人に1人が就職できない厳しい競争社会の韓国では、大学入試が将来を左右する「最重要関門」とされています。
かつて会場前では下級生による応援が全国で見られましたが、数年続いた新型コロナと去年、入試直前に起こった梨泰院事故による自粛も重なり、名物の「応援文化」はすっかり下火になってしまいました。
一方、変わらないものも…。子どもの将来を案じる親の「教育熱」は日本以上かもしれません。今年はひざまずいて両親に感謝の気持ちを示す受験生まで見られました。
そして締め切り時間が近付くと…。あまりの勢いに思わず記者ものけぞります。遅れそうになった受験生を警察や行政が送り届ける姿はもはや「風物詩」です。
この他にも英語のリスニング試験中は飛行機の離発着陸が全国で禁止されるなど、国中が「受験生第一」の一日となりました。
今年の出願者はおよそ50万人。結果は12月8日発表です。
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