4日正午前、東京・世田谷区の小田急線・成城学園前駅の近くの交番に、女子高校生が「変な人に付きまとわれている」と駆け込みました。
警察官が男を見つけ、職務質問したところ、持ち物から、刃渡り約9センチのナイフ2本と、鉄パイプ1本が見つかりました。佐藤龍太容疑者(35)が、銃刀法違反の疑いで逮捕されました。
警察官:「これは何だ」
佐藤龍太容疑者「これは爆弾です。中に火薬が入っています」
佐藤容疑者は、警察官にナイフを渡し「女性を刺して自分も死のうと思った」、そして、鉄パイプを渡し「ナイフで死ねなかったら爆弾を使おうと思った」と話したといいます。
目撃した人によりますと、抵抗することなく交番へ向かったそうです。
目撃者:「あきらめたような。笑っている、薄すら笑いっていう感じ。腕をクロスして、大事な物を抱えているような状況。眼鏡もかけていなくて、マスクもしていなくて。厳つい系ではなかった。成城でこんなことがあるなんて」
佐藤容疑者の自宅は、横浜市内にあります。逮捕された成城学園前駅までは、電車を乗り継いで、1時間ほどかかる距離です。被害者との接点はどこにあったのでしょうか。
交番に駆け込んだ女子高校生は、通学中などに付きまとい被害に悩まされていたといいます。
女子高校生:「最近、2、3回、変な男に付きまとわれていた」
佐藤容疑者と同じ人物かはわかっていません。
捜査関係者によりますと、佐藤容疑者は、逮捕後に発言を変え「女性のことは知らない」「自分が死にたいと思っていた」と供述しているということです。
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