派閥の政治資金をめぐる事件を受け、自民党は、再発防止策や派閥のあり方について議論する政治刷新本部の初会合を開きました。
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初会合では、早速、無派閥の菅前首相が「派閥の解消」を主張しました。派閥のあり方について党内の意見集約ができるのか、岸田首相の覚悟と手腕が問われています。
岸田首相
「国民の信頼を回復するために、そして日本の民主主義を守るためには、自民党自ら変わらなければならない」
11日の初会合では16人の議員が発言し、政治資金と派閥のあり方の2つの論点について外部有識者に意見を聞いた上で、短期集中で議論を進めることが確認されました。
菅前首相
「非常にわかりやすいのが、派閥の解消。スタートラインとして、そうしたことを進めていく必要がある」
小泉元環境相
「派閥をなくして真の政策集団と胸を張って言えるような体制を作れるかどうか。『刷新』、その名前に値する論点は、まさに派閥のあり方じゃないですか」
派閥のあり方をめぐっては、菅前首相とともに刷新本部の最高顧問に就任した麻生副総裁が若手議員の育成などのためにも派閥は必要としていて、議論の集約は難航することも予想されます。
刷新本部は、来週に党所属の全議員が参加できる議論の場を設けた上で、通常国会が召集される予定の今月26日までに中間とりまとめを行う方針です。
(2024年1月11日放送)
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