派閥の政治資金をめぐる事件を受け、自民党は、再発防止策や派閥のあり方について議論する政治刷新本部の初会合を開きました。
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岸田首相
「国民の信頼を回復するためにそして日本の民主主義を守るためには、自民党自ら変わらなければならない」
政治刷新本部は岸田総理大臣が本部長を務め、茂木幹事長が本部長代行に、麻生副総裁と菅前総理が最高顧問に就きました。さらに小泉元環境大臣ら中堅議員もメンバーに選ばれました。
また、渦中の安倍派からも10人の議員が加わり、およそ40人で議論が行われます。
11日の初会合では16人の議員が発言し、政治資金と派閥のあり方の2つの論点について外部有識者に意見を聞いた上で短期集中で議論を進めることが確認されました。
菅前首相
「非常にわかりやすいのが、派閥の解消。スタートラインとして、そうしたことを進めていく必要がある」
小泉元環境相
「派閥をなくして真の政策集団と胸を張って言えるような体制を作れるかどうか。刷新、その名前に値する論点はまさに派閥のあり方じゃないですか」
派閥のあり方をめぐっては、派閥解消を主張する菅前総理に対し、麻生副総裁は若手議員の育成などのためにも派閥は必要と考えていて、議論の集約は難航することも予想されます。
刷新本部は、来週に、党所属の全議員が参加できる議論の場を設けた上で、通常国会が召集される予定の今月26日までに中間とりまとめを行う方針です。
(2024年1月11日放送)
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