有名温泉旅館の37歳の若社長が逮捕されました。
■人気旅館“社長”を逮捕
逮捕された照井貴博容疑者
「いろんな形、いろんな機会でプロジェクトを通して、つなぎ・鶯宿エリアの名前をPRしていきたいですし、(岩手県の)一翼を担えればと思う」
今から8年前、岩手県のブランド米についてインタビューを受ける照井貴博容疑者。新型コロナ関連の補助金を、他の男女2人と不正受給した疑いで逮捕されました。
岩手県・盛岡からほど近い雫石町の老舗の温泉街「鶯宿温泉」。照井容疑者は創業およそ70年の温泉旅館「長栄館」の社長です。経営する旅館は源泉かけ流しの温泉が売りで、雪の時期に鶯宿川を眺めながら入る雪見風呂が自慢だということです。
照井容疑者らが国からだまし取ったとされるのは補助金4000万円。インターネット上で虚偽の実績を申請し、補助金を得ていたということです。
■温泉街に衝撃「どう影響が…」
観光客にも人気だという温泉旅館の不祥事に、地元では動揺が広がっています。
しずくいし観光協会 太田代敏彦理事長
「鶯宿温泉のなかでも規模の大きい宿泊施設で、自前の源泉もあって、非常に人気の高い宿だったと思う。冬の観光がまさにこれから本番という大切な時期なので、とにかく雫石町の観光にどのような影響があるか、しっかり注視したい」
警察はこれまでに1億数千万円の補助金がだまし取られたとみて、調べを進めています。
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