羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、海保機が滑走路上におよそ40秒間停止していたものの、管制官がその存在に「気づいていなかった」と説明していることがわかりました。
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事故から丸2日たった4日夕方、海保機の撤去作業が始まり、日航機は5日の朝から機体をけん引し、格納庫に運ぶ予定です。滑走路の一日も早い運用を目指し、撤去作業は24時間以内に終えるよう指示があったということです。
事故をめぐっては、これまでに海保機が滑走路に進入して、およそ40秒間停止していることがわかっていますが、関係者への取材で、管制官らが「海保機の進入に気づいていなかった」という趣旨の話をしていることがわかりました。
元パイロットも日本テレビの取材に「離陸許可をしていない航空機が滑走路に40秒もいれば、管制官もモニターし、対応するはず」との見解を示しています。
日航機の機長も海保機を回避するような操縦はしておらず、いずれも海保機に気づいていなかったとみられます。
国の運輸安全委員会は4日、日航機のパイロット3人と客室乗務員2人から聞き取りを行っていて、5日も残る7人の客室乗務員から話を聞き、事故の詳しい状況を調べることにしています。
(2024年1月5日放送)
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