名古屋駅前のカラオケ店で20歳の女性が殺害された事件で、逮捕された25歳の男は風俗店に勤務し、女性は店の客とみられることが分かりました。
■カラオケ店刺殺 25歳男を送検
グレーのスウェット姿でうつむきながら歩く男。名古屋市のカラオケ店で女性が刺されて殺害された事件で逮捕された曽我春暉容疑者です。その時の傷でしょうか、右手には白い包帯を巻いています。
28日朝、警察は容疑を殺人に切り替えて、曽我容疑者を送検しました。
■右手に包帯 被害女性と接点判明
そして、曽我容疑者と20歳の被害女性の接点が見えてきました。自称・風俗店店員の曽我容疑者。20歳の女性は、その風俗店を利用していた可能性があるのです。
■浴室で死亡…同居30歳女性
マンションの浴室から見つかった女性についても分かったことがあります。死亡したのは30歳の長野汐里さん。警察によりますと、司法解剖の結果、溺死(できし)した可能性があるということです。
住民などへの取材から、長野さんは曽我容疑者と同居していたとみられています。「客」と「同居人」、曽我容疑者と2人の女性をつなぐ線が見えてきました。
■死因は溺死“午前3時に異音”
さらに事件当日、長野さんと同じ階に住む人は“ある異変”を感じ取っていました。
同じ階の住人
「26日(事件当日)午前3時ぐらいにバコンバコンという音が聞こえた。寝ていて、その音で起きた。何やっているんだろうって。すごく暴れている感じ」
「(Q.何秒くらい?)10秒くらいだったと思います」
住民が大きな音を聞いたのが26日午前3時ごろ。その8時間後に曽我容疑者はカラオケ店で20歳の女性を刺したとして110番通報しています。
警察によりますと、長野さんが死亡したのは25日以降だといい、この音が事件に関係している可能性はあります。警察は長野さんが死亡した経緯についても慎重に調べを進めています。
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