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冬を迎えてもクマの目撃が相次いでいます。北海道・芦別市の住宅街では４日あさ、クマ１頭が会社の倉庫に入り込み、その後駆除されました。

「いる！いる！」
雪をかきわけながら走る一頭のクマ。４日正午前、ＨＴＢのカメラがその姿をとらえました。

クマが出没したのは、北海道・芦別市上芦別町の住宅街。近くには小学校があり、国道も走っています。
午前７時ごろ、近くを車で通りがかった人から「クマが道路を横断している」と警察に通報がありました。午前８時前には、最初の目撃場所から北に１５０ｍほど離れた材木会社の敷地内で、クマの足跡が見つかりました。

被害にあった農家）
「８３歳でずっとここで生まれ育ったけどこんなこと初めて」。

さらに、材木会社の近くの農家ではカボチャが食べられた後も見つかりました。警察や消防などが近くを捜索したところ、クマが材木会社の倉庫に入り込んだとみられることがわかりました。しかし、その後行方をくらまします。

芦別市の職員）
「消防にドローンをつかって空からクマがいるかいないかを確認する作業をしたんですけど、赤外線で暖かい物に反応するんですけどなかったので、ここにはいないだろうと」。

芦別市の職員がこのように話していた直後、現場に動きが。

鈴木麻友記者）
「いる！いる！」

突然、草むらの中から姿を現したクマ。雪の上を猛然と走っていきます。

銃声「バーン」

取材陣が車に乗り込もうした瞬間、鳴り響いた１発の銃声。

鈴木麻友記者）
「正午過ぎです。銃声が一発聞こえました。林の中には猟友会と警察が１人ずつ入っていきます。
いま２発目の銃声が聞こえました。合計で銃声は３発でしょうか」。

クマは猟友会のハンターにより正午すぎに駆除されました。

黒澤記者）
「いまブルーシートでクマを包んでいる様子が、見えます。荷台に載せてクマを包んでいるようです。
駆除されたクマは車へと運ばれていきました」。

芦別市によりますと、駆除されたのは体長１．５ｍ、体重７２ｋｇの２歳とみられるメスのクマだということです。

住民）
「安心しました。（人的）被害が無くて何よりでした。周りに民家がおおいので、まさかこんな町中に出ると思いませんでした」。

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