北朝鮮での使用を目指したとみられる高級車「レクサス」の不正輸出事件で、車が日本国内のオークションで落札されたものだったことが分かりました。
神奈川県警は7日、千葉県のバングラデシュ人の男性が経営する中古車販売会社の関係先に、高級車「レクサス」のSUVを不正に輸出した疑いで家宅捜索に入りました。
捜査関係者らによりますと、車は日本国内のオークションで落札されたもので、8月にシンガポール向けと偽ってバングラデシュに輸出されていました。
その後、北朝鮮に持ち込む目的だったとみられています。
国連専門家パネル元委員(北朝鮮専門) 古川勝久氏:「アジアの国々を北朝鮮まで届く前にかませて、どこに行くのか分からなくする。日本を経由しての国連制裁違反品である高級自動車、この不正取得の試みが明るみに出た事例の一つだと思う」
ANNの取材に経営者の男性は「北朝鮮との取引がだめなのは知らなかった」と話しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp