自動車部品大手・デンソー製の燃料ポンプでリコールが相次いでいる問題で、ポンプを搭載したホンダの車がエンストで停車中に追突され、1人が死亡する事故が起きていたことがわかった。
この事故は、2023年7月、鳥取市の鳥取自動車道のトンネルで、エンストで止まっていたホンダの軽乗用車に、後ろから来た車が追突したもので、停車中の車に乗っていた男性(80代)が死亡するなどした。
ホンダによると、エンストを起こした車の燃料ポンプは、不調があったため、修理用部品として出荷されていたものに取り換えられていた。
ホンダは、この燃料ポンプについて、10月に追加のリコールを届け出ているが、どの車両に取りつけられたか特定には至っていないという。
ホンダは、「一刻も早く不具合の可能性がある燃料ポンプを回収し、正しいポンプに換えさせていただきたい」としている。
デンソー製の燃料ポンプをめぐっては、8つの自動車メーカーから19回にわたってリコールが届けられていて、デンソーは「事実関係を調査中」だとしている。
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