午後1時を前に、皇居・宮殿の中でも最も格式が高い松の間に、安倍総理など三権の長に加え、秋篠宮さま、常陸宮さまなど皇族が入られました。
そして…。
高御座の帳が開けられると、そこには黄櫨染御袍に身を包んだ天皇陛下が姿を見せられました。
御帳台には十二単を着た皇后さまが。
厳かな空気の中、天皇陛下が国の内外に即位を宣言する「即位礼正殿の儀」が執り行われました。
天皇陛下:「上皇陛下が30年以上にわたる御在位の間、常に国民の幸せと世界の平和を願われ、いかなる時も国民と苦楽を共にされながら、その御心を御自身のお姿でお示しになってきたことに、改めて深く思いを致し、ここに、国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います」
安倍総理:「万歳」。
正殿の儀には、180以上の国などの王族や国家元首など、国の内外からおよそ2,000人が参列。
都内は午前中、激しい雨が降っていましたが、正殿の儀が始まる頃には、雲の隙間に青空が見えました。
金子記者:「天皇陛下を乗せた車が赤坂御所の正門にやってきました。これから皇居へと向かわれます。天皇陛下は笑顔でこちらに向かって軽く会釈をされました」。
22日の朝、皇居へ向かわれた天皇皇后両陛下。
皇居前には、お二人の姿を一目見ようと、日本各地から多くの人が駆けつけました。
山本記者:「パレードは中止になりましたが車だけでも見ようとたくさんの人が集まっています」。
福岡から来た女性:「パレード見たくて飛行機のチケットを取っていた」。
愛知から来た女性:「現地で一緒にお祝いしたくて来た」。
静岡から来た女性:「いい時代を築いて欲しい。いい日本になって欲しい」。
皇居ランナー:「普段は大勢の人が走っているがきょうは全然走っていなくてびっくり」
#即位礼正殿の儀