天皇陛下は22日、インドネシアの古都にある世界遺産「ボロブドゥール寺院」を訪問されました。
陛下は、伝統的なシャツに身を包まれ、足元はサンダル履き。寺院を傷つけないためです。
天皇陛下:「(Q.サンダルはいかがでしたか)サンダルは思っていたより、履き心地が良かったです」
インドネシア訪問から、23日、帰国される予定の天皇皇后両陛下。この1週間、皇后さまが、積極的に質問される様子が目立ちました。
日本語を学ぶ学生たちと交流された際には。
皇后さま:「いつごろ日本文学に出会われたんですか」
学生:「私は中学のころから」
皇后さま:「卒業論文ということは、今、4年生」
学生:「はい。今、4年生です」
大統領との面会では、泳ぐアロワナを前に「大統領が餌をやるのですか、ご自身で」と英語で問いかけました。
専門家は、皇后さまの元外交官ならではの経験が生かされていると見ます。
名古屋大学大学院・河西秀哉准教授:「親善というと、相手のことを知らなければわからない。距離を短くするためにも、相当、しっかり準備されのではないか」
その一方で、自然体での振る舞いがあるのも特徴だそうです。
名古屋大学大学院・河西秀哉准教授:「令和になってからコロナ禍がずっとあったわけで、国民との交流も、なかなかフェイス・トゥー・フェイスより、うまくできなかった。あえて飾らない自分たちのありのままの姿を見せることで、人々との距離を短くしようと、近づけようとしているんだろう」
さらに印象深いのが、天皇陛下とのやり取りです。英雄墓地でのひと幕です。
名古屋大学大学院・河西秀哉准教授:「記帳する場面でさりげなく指し示す。普段の2人の様子がにじみ出ているように思います。令和らしいより対等な夫婦関係が、ふっと見えてくるのではないか」
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