札幌市と江別市などではタクシーを呼んだ場合、一部の会社を除いて、迎車料金200円が加算されます。その背景には運転手不足があります。
黒澤圭介・記者「タクシーに乗りました初乗りの運賃に加え、迎車料金200円が加算されています」札幌や江別などで営業するほとんどのタクシーで、きょうから、電話やスマートフォンのアプリで指定の場所に呼んだ場合、200円の「迎車料金」が加算されます。
さらに、時間指定をした場合は500円から800円の予約料金がかかります。料金加算の背景には燃料や人件費の高騰、運転手不足などがあるといいます。
朝日交通須藤眞浄・常務）
「車両の関連費用が非常に上がっていましてそれに伴うコストを補う、給料が低いって言われていますので、わが社でも3割ほど（乗務員が）減っていましてそれに伴って高齢化が進んでいまして」
コロナ禍でタクシー運転手の退職が相次ぎ、道内ではこの5年で4千人近くも減少、平均年齢も64歳と高齢化しています。
札幌圏の迎車料金は2001年の廃止以来22年ぶりの復活で、利用者には痛い出費です。
タクシー利用者）
「使わなきゃいけないでしょ。雪降ったらね」「そういう必要な時はしようがないな」
＜スタジオ＞
札幌など4つのマチのほとんどのタクシー会社で電話やスマートフォンの配車アプリで呼ぶと200円の迎車料金が加算されます。
▼さらに時間指定料金も会社によって異なるが500円から800円
▼タクシーを「あす何時に呼びたい」ということが冬の時季増えると思いますが、1日からは最大で1000円の負担増となります。
様々な値上げが続く中、買い物などでタクシーを呼ばざるを得ない高齢者には厳しい冬になりそうです。
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