沖縄のアメリカ軍・普天間基地の移設先となっている名護市辺野古の埋め立て工事の設計変更をめぐり、沖縄県と国が争っている裁判で、最高裁は4日、設計変更を承認しない沖縄県側の上告を退ける判決を言い渡しました。県側が敗訴したことで、今後、県は国の指示に従い、設計変更を承認する義務を負うことになります。
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アメリカ軍・普天間基地の移設先、名護市辺野古をめぐっては、埋め立て予定の海域で軟弱地盤が見つかり、国が改良工事の設計変更を申請しましたが、沖縄県がこれを承認せず、国が県に対し、承認を求める「是正指示」を出していました。
これに対し県は、「是正指示」は違法な国の関与だとして訴えを起こしましたが、今年3月、福岡高裁那覇支部は県側の訴えを退ける判決を言い渡し、県側はこれを不服として上告していました。
(2023年9月4日放送)
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