イスラム組織「ハマス」がガザ地区に張り巡らせた地下トンネル網を破壊するため、イスラエル軍が海水の注入を始めたと、アメリカメディアが報じました。
ウォールストリート・ジャーナルによりますと、ガザ地区には現在、7台のポンプが設置され地中海からくみ上げられた海水を地下トンネルに流し入れることで冠水させる作戦が始まったということです。
海水の注入によってハマスの戦闘員を外に追い出すには数週間かかる見通しです。
ガザ地区の地下トンネルの全長は約480キロに及ぶとみられ、ハマスがロケット弾や弾薬を保管したりゲリラ戦に利用したりするほか、人質の拘束場所になっているとも指摘されています。
アメリカ側からは、海水注入は効果がないという指摘や、海水を流し込むことでガザ地区の淡水供給に悪影響を及ぼすと懸念する声が上がっていて、イスラエル側でも効果があるかについては分析が続けられているということです。
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