これまで派閥からのキックバックを否定してきた前・総務大臣の鈴木淳司議員が5年間で60万円のキックバックを受けていたことを明らかにしました。
愛知7区選出の鈴木淳司前総務大臣は、15日報道陣に対し、派閥から2018年からの5年間で総額60万円のキックバックを受け取っていたにも関わらず、収支報告書に記載していなかったことを明らかにしました。
愛知７区 鈴木淳司前総務相：
「認識の違いがあったとはいいながら、これまでの会見での発言について誤解を生じる部分があったので心より深くおわび申し上げたい」
一方、同じ5年間でノルマに到達しなかった年は差額を自身の事務所から補填していて、その総額は164万円に上ります。
鈴木議員はこれまで派閥からのキックバックを否定していましたが、14日の総務大臣を辞任した際の会見でキックバックがあったことを明らかにしていました。
否定していた理由について「いわゆる『裏金』のような性格のお金ではなく、派閥からの活動費として配られたものと理解していた」と説明しています。
また、キックバックの60万円については、秘書が派閥から現金で受け取り、鈴木議員に報告した後、事務所で保管していて、すみやかに収支報告書の訂正を行うとしています。
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